主な活 動 内 容
「コミサポひろしま」は、2014年の発足から、様々な被災地で被災者さん、地域のニーズに基づいた活動を実施してきました。
ここでは、団体が実施している活動について写真を交えて紹介します。
1.重機を活用した活動
コミサポでは、小型ショベルカーを1台所有しており、その他にも、被災地に合わせダンプや追加のショベルカー、必要な重機をレンタルしています。
操縦は、各被災地で経験を積んだスタッフ、ボランティアが務め、人力では撤去が難しい土砂や瓦礫の処理を行います。
また、ブロック塀の撤去や倒壊危険家屋の除去など、安全を可能な限り確保した上で、ボランティアとして活動をしています。
2.床下の土砂撤去、消毒な ど、家屋再生に向けた活動
水害に見舞われた地域では、浸水により泥や水が床下に溜まり続けることで、家屋の損傷が進むことがあります。
また、床上浸水では断熱材、壁に使われている石膏ボードなども水を吸い、建材として用を為さないだけでなく、カビの発生なども懸念されます。
そう言った事態にたいし、床下に潜っての泥や水の除去、乾燥、濡れた壁の撤去、消毒など、将来の家屋再生に向けた活動を実施しています。
3.家屋内からの思い出の品
の取り出し(地震災害)
突然起こる地震災害では、財布や貴重品、思い出の品などを手に取る時間もなく、倒壊や倒壊の危険性から大切なものが家屋内に残ったままになり、そのまま失われてしまうことが多くあります。
「1つでもいいから何か取り出して欲しい」。私たちは、必要な道具を活用し、安全を確保した上で大切な品の取り出しを行います。
4.屋根の応急修理活動
(シートの養生)
地震・台風被害等では、家屋瓦の破損やズレ、壁の損傷などが多く見られます。
壊れた屋根からは雨漏りが発生し、生活空間が失われるだけでなく、家屋自体にも大きなダメージを与えることになります。また、瓦職人など業者は手一杯のため、本修理まで半年、1年とかかることもあります。
「少しでも安心・安全に生活を送ってもらいたい」「住み慣れた家を守りたい」。私たちは熊本地震以来、試行錯誤を繰り返しながら出来る限り長持ちし、安心できる応急修理を行っています。
5.その他の活動
様々な被災地で長期間にわたり活動する中で、被災者さん、地域それぞれに抱えている問題が多種多様であることに気づかされました。
「被災者さんに寄り添った活動」を続けるために、何とかやれる方法を考え、様々な団体、ボランティアさんとも協働しながら、被災直後だけでなく、仮設住宅設置後の住環境の整備、炊き出しの実施など、様々な活動に取り組んでいます。